スキージャンプで圧倒的な強さを誇る高梨沙羅選手。そして所属チームのレジェンド・葛西紀明監督の下、近年成長著しい伊藤有希選手。両者は日本女子スキー・ジャンプ界のダブルエースといわれています。
気になるのは高梨沙羅選手と伊藤有希選手の仲。当然ながらお互いをライバル視をしているでしょうから、不仲になっても不思議はないのですが、ネット上では仲が良いと言われていますが、本当でしょうか?
高梨沙羅 プロフィール
本名 :高梨 沙羅(たかなし さら)
生年月日:1996年10月8日
出身地 :北海道上川郡上川町
血液型 :A型
学歴 :日本体育大学
身長 :152cm
所属 :クラレ■ 高梨沙羅 公式サイト
http://www.saratakanashi.com/
伊藤有希 プロフィール
本名 :伊藤有希(いとう ゆうき)
生年月日:1994年5月10日
出身地 :北海道上川郡下川町
血液型 :A型
学歴 :日本体育大学
身長 :161cm
所属 :土屋ホーム■ 伊藤有希 公式サイト
https://teamtsuchiya.com/y_ito
高梨沙羅 伊藤有希 不仲説も!互いの態度は?
高梨沙羅選手も伊藤有希選手も、出身地が同じ上川郡で、高梨沙羅選手が上川町、伊藤有希選手が下川町、近隣の町ということになります。
年齢は伊藤有希選手の方が、高梨沙羅選手よりも2歳年上になります。
高梨沙羅選手と伊藤有希選手は、幼少期から10年にわたってしのぎを削るライバルとしての日々を過ごしてきました。
伊藤有希選手が注目を集めたのが、中学1年生で出たシニアの国際大会・コンチネンタルカップで、初出場でなんと4位に。翌年2008年には銅メダルで表彰台と、“スーパー中学生” と騒がれたのです。
しかし2歳下には高梨沙羅選手がいて、2011年、コンチネンタルカップ2度目の挑戦で優勝。その後、高校生になった伊藤有希選手が伸び悩むのを横目に、高梨沙羅選手がが “天才女子ジャンパー” の名をほしいままにしていきます。
伊藤有希選手が伸び悩んだ高校生時代、高梨沙羅選手はワールドカップで初優勝を挙げ、連戦連勝、16歳4カ月と最年少で個人総合優勝を決めるなど、高梨沙羅選手は伊藤有希選手のはるか先を行っていました。
伊藤有希選手は、2013年4月高校卒業後、地元の大先輩・レジェンド葛西紀明選手のいる土屋ホームに入社、男子選手に交じって同じメニューをこなすという“荒行”に打って出る日々を過ごすうちに、成績が向上していきました。
そして伊藤有希選手は、2014年1月のワールドカップで高梨沙羅選手に次ぐ2位と初の表彰台に立つことになりました。
さらに伊藤有希選手は今まで以上の努力を重ね、2017年1月のワールドカップ札幌大会で、ついに高梨沙羅選手を2位に抑えて初優勝を果たします。
のちに伊藤有希選手は、高梨沙羅選手についてこう語っています。
高梨選手という世界のトップがいるからこそ、身近でそのレベルを体感でき、世界との実力差を体感できた。その意味では、高梨選手に負けることで、私のモチベーションが上がったんだとも言える
ライバル視しすぎると、対抗心から、妬み感情が生まれ、お互いが嫌いになり、仲が悪く不仲になることは往々にしてあることですが、伊藤有希選手は、高梨沙羅選手がいたからここまで成長できたと、ある意味、感謝の気持ちがあるようですね。
高梨沙羅選手と伊藤有希選手は仲が悪く不仲ということはなく、いいライバルとしてお互いを刺激し、高め合える良き関係であるように感じられますね。
高梨沙羅選手と伊藤有希選手、これからもお互いに切磋琢磨しあって、世界を舞台に活躍し続けて欲しいですね。