日本女子スピードスケート界のトップ選手として活躍する、高木菜那選手と高木美帆選手の高木姉妹。
2010年バンクーバーオリンピックでは、中学生だった妹の高木美帆選手さんが日本代表に選ばれ、2014年ソチオリンピックは姉の高木菜那選手さんが日本代表に選ばれて、出場しました。
2018年平昌オリンピックでは、高木菜那選手と高木美帆選手の高木姉妹二人とも日本代表に選ばれました。
そんな高木姉妹、「姉妹の仲は良いの?」「姉が妹に対して嫉妬心はないの?」と気になってしまいますが、本当はどうなのでしょうか。
高木菜那 プロフィール
本名 :高木 菜那(たかぎ なな)
生年月日:1992年7月2日
出身地 :北海道中川郡幕別町
血液型 :A型
学歴 :北海道帯広南商業高等学校
身長 :155cm
所属 :日本電産サンキョー■ 高木菜那 所属スケート部サイト
https://www.nidec-sankyo.co.jp/skate/member.html
高木美帆 プロフィール
本名 :高木 美帆(たかぎ みほ)
生年月日:1994年5月22日
出身地 :北海道中川郡幕別町
血液型 :O型
学歴 :日本体育大学
身長 :164cm
所属 :日本体育大学(研究助手)■ 高木美帆 日本スケート連盟サイト
https://www.skatingjapan.or.jp/speed/player/
高木姉妹(菜那・美帆)の仲はどうなの?悪いの、良いの?
高木姉妹の妹の高木美帆選手といえば、幼い頃から地元では評判の天才選手で、2010年バンクーバーオリンピックに最年少の15歳に “スーパー中学生” として初出場を果たしました。
そのときの姉の高木菜那選手について、「先を越された悔しさが一杯で、嫉妬していた」と、高木姉妹2人の恩師で、北海道・帯広南商業高校の東出俊一さんが語っています。
中学生の美帆が10年のバンクーバー五輪の代表になって、五輪選手に支給されるブレザーやウェアが自宅に届いたとき、菜那は悔しくて “全部燃やしてやろう” と思ったそうです。また応援にいったときも、心のなかで“転べ、転べ”と思っていたと。そんな嫉妬が菜那の原動力。
(出典:女性自身「高木美帆&菜那「転べ」と嫉妬も…父が語る“本当の姉妹仲”」)
当時、姉の高木菜那選手は妹と比べられることを嫌がり、父親の高木愛徳さんにも「比較するな」と怒ったことがあるという。この反骨心が闘志となり、スケーターとしての力を伸ばしていきます。
そして2014年ソチオリンピックでは、姉の高木菜那選手さんが日本代表に選ばれ、初出場を果たしました。逆に妹の高木美帆選手は、代表から落選するという挫折を味わいます。
そのときの妹の高木美帆選手の様子を、同じく東出俊一さんが語っています。
美帆は感情を表に出さないタイプですが、14年のソチ五輪の代表から落選した瞬間、選出されて大喜びしている姉をすごい顔で睨みつけていましたね。あの落選で、姉のように強い思いが必要だと感じたようです。
(出典:女性自身「高木美帆&菜那「転べ」と嫉妬も…父が語る“本当の姉妹仲”」)
このようにオリンピック出場に関しては、悲喜相半ばだった高木一家を支えたのは、いつの間にかできあがっていた不文律。兄の高木大輔さんを含め、兄弟全員が同じスピードスケート競技に取り組む中で「家庭内で一切スケートの話はしない」ことが習慣となっていたとのこと。
このように互いに嫉妬しあう姉妹でしたが、2014年からナショナルチームの一員として、長期間にわたって強化合宿をするようなってから高木姉妹に変化があらわれたとのこと。
高木姉妹様子を、父親・高木愛徳さんは次のように語っています。
久しぶりに姉妹で一緒にいる時間があって、お互いの強みも弱点も認め合うようになったようです。とくに美帆は姉の影響なのか、今回の1,500mで銀メダルをとったあとにも “輝く景色を見てみたい” と、どん欲に感情を出すようになりました
(出典:女性自身「高木美帆&菜那「転べ」と嫉妬も…父が語る“本当の姉妹仲”」)
そして2018年平昌オリンピックでは、高木菜那選手と高木美帆選手の高木姉妹二人とも日本代表に選ばれました。
姉妹が同じ競技の選手であれば、いろいろなことで、互いに嫉妬してしまい、仲が悪くなってしまうのは、仕方のないことかもしれませんね。
ただその嫉妬心が闘志となって、切磋琢磨し、互いの実力が伸びたのは、むしろ良い方向に進んでいったかもしれないですね。
高木姉妹、現在はお互いを認め合い、良い関係の仲になったといわれています。これからも姉妹で世界を舞台に活躍してほしいですね。