2016年リオデジャネイロオリンピック・バドミントン女子シングルスで銅メダルを獲得し、日本のバドミントン史上初のシングルスでのオリンピックメダリストに輝いた奥原希望選手。
そして2017年世界バドミントン選手権大会では、オリンピック、世界選手権の男女を通じて初めて日本勢のシングルス制覇という快挙を成し遂げました。
奥原希望選手といえば、試合直前に何やらブツブツとつぶやいてから、礼儀正しく一礼の挨拶をしてコートに入ります。奥原希望選手の一つのルーティンになっています。
このブツブツ、何をつぶやいているいるのかははっきりと聞き取ることができませんが、「この舞台に立てることに感謝して、思いっきり楽しもう」と口にし、最後は「よし!」と気合を入れて締めるのだそうです。
奥原希望 コートに向かってブツブツ・・・のルーティンの理由
この奥原希望選手の試合直前のブツブツは、2014年頃に始めたルーティンだそうです。
このルーティンを始めるきっかけとなったのは、奥原希望選手は選手生命が終わるのではないかと思うほどの大怪我を高校時代に負ったことです。
それは奥原希望選手は、バトミントン界のスーパー高校生として世界ランキングも上昇中の3年生のとき、試合中に左ひざ半月板損傷という大怪我を負ってしまったのです。
さらにこの怪我に終わらず、2014年にも再び半月板を損傷する大怪我。手術を終え復帰してから半年後のことで、しかも今度は右ひざ半月板の損傷。
この大怪我を乗り越えたことをきっかけに、奥原希望選は、いつもコートに入る前にルーティーンとして、コートに向かって感謝の言葉を唱えるようになりました。
【動画】礼儀正しいルーティン 奥原希望選手 バドミントン女子シングルス
2017年世界バドミントン選手権大会で女子シングルスを制覇した奥原希望選手、2020年東京オリンピックでは金メダルの期待が膨らみます。