デビューシングル「母きずな」で、切ない歌声を披露したブラジル出身の演歌歌手エドアルドさん、日本のスポーツ紙や雑誌などでも取り上げられるなど、注目を浴びています。
エドアルドさんは
2001年:日本アマチュア歌謡祭グランプリ大会で優勝
2010年:日本大衆音楽祭全国大会で内閣総理大臣賞
2015年10月21日:「母きずな」で演歌歌手デビュー
経歴だけを見れば、とんとん拍子で出世してきたようにも見えますが、彼の人生は最初から苦労の連続でした。
ブラジル出身 演歌歌手エドアルドの生い立ち
演歌歌手となったエドアルドさん、ではどのような生い立ちだったのでしょうか。
『1983年12月9日にブラジル・サンパウロで生まれる。
生みの親ジョゼッファさんは子供を育てるお金も環境もなくて、生後すぐに日系二世の吉川ナツエさんの家に預けられて演歌を聞いて育つ。
祖母ミサオさん(ナツエさんの母)とは日本語で話し、叔父の勝弘さんは演歌好きでよく歌っていた。家には日本の歌番組のテープが多くあり、それを見て育った。特に美空ひばりの歌に魅かれたという。
歌が好きだった彼は、13歳でサンパウロ市にあった北川音楽事務所の北川彰久さんに師事する。北川さんは、クラシックを基盤とした声楽理論から感情が伝わる歌い方、日本語と礼儀作法まで厳しく指導した。
その後、そして26才になり、ついにひとり日本にやってくる。翌年2010年には、母ナツエもブラジルを離れ、エドアルドのもとにやってくる。
母はパンの工場に勤め、エドアルドさんは10時間のアルバイトをしながら生計を立てる生活が始まる。
2014年6月から作曲家あらい玉英さんに師事し、作詞家たきのえいじさんとの出会いで、母親想いのエドアルドと言える「母きずな」が生まれた。』
2人の母のため、是非に成功してほしいものです。