数多くのドラマや映画で脇役として活躍する宇梶剛士さん。宇梶剛士さんといえば、ひょうきんな動きをする「ワンダーコア」のCMが、話題になりました。
ところで腰が低くて優しそうに見える宇梶剛士さんですが、若い頃には今の姿からは想像できない、武勇伝を残していました。
宇梶剛士 プロフィール
本名 :宇梶 剛士 (うかじ たかし)
生年月日:1962年8月15日
出身地 :東京都新宿区
血液型 :B型
学歴 :明治大学付属中野高校定時制
身長 :190cm
所属 :アベベネクスト■ 宇梶剛士 公式サイト
http://vv.fm/ukaji/■ 宇梶剛士 オフィシャルブログ
https://twitter.com/ukajiii
宇梶剛士 若い頃の写真と暴走族・ブラックエンペラー時代の武勇伝とは
宇梶剛士さん、実は少年時代から野球に親しんでおり、高校入学後は甲子園出場とプロ野球選手になることを夢見て真剣に練習に励んでいました。
しかし高校2年生の時、友人と暴力事件を起こしてしまい逮捕。少年鑑別所に入れられ、甲子園大会は出場停止、プロになる夢も絶たれてしまいました。
そして宇梶剛士さん、鑑別所出所後は高校を退学し、暴走族に入ってしまいます。その暴走族とは、当時日本最大の暴走族といわれた“ブラックエンペラー”で、宇梶剛士さんは、そのブラックエンペラー三多摩地区のヘッド、さらに“7代目総長”にまで登り詰めます。そのブラックエンペラーの構成員、なんと2000人だったといわれています。
当時は暴走族の全盛期で、大きな集会では単車(バイク)と四輪車(クルマ)で700台以上が集合することも珍しくなかったといいます。
他のチームとの抗争も日常茶飯事でした。宇梶剛士さんの強さは猛者揃いの暴走族のヘッド達の中でも群を抜いており、地元だけでなく他県にもその名を轟かせていたとのこと。
宇梶剛士 暴走族・ブラックエンペラー時代の武勇伝
そんな最強と言われた暴走族・ブラックエンペラーの総長・宇梶剛士さんには、数々の伝説的な武勇伝があるといわれています。
身長190cmの大きな体と大声に、大抵の相手は戦う前に戦意喪失していた。
決して自分からは手を出さず、正面から挑んでくる相手には手加減もする。
喧嘩のカタが付くとその場に正座させて説教する。
武器を使ったり闇討ちしてくる卑怯な連中には、半ごろし、顔面根性焼き、湖に投げ込むなど容赦のない制裁が加えられた。
4輪の免許を取るため、教習所に通っていた時の話。単車で教習所から帰ろうとした時、無知なツッパリが宇梶の運転をからかった。
宇梶は無言で単車を降りると、その場にいた全員をボコボコにして正座させ、その後毎日教習所まで送迎させた。
300~400人を引き連れて湘南で暴走していたところ、地元の暴走族1000人と一触即発の事態に。
ところが、宇梶の部下は全員ビビッて敵前逃亡し、1000対1という構図になってしまう。
気持ちで負けていなかった宇梶が前に一歩前に出ると、相手が全員一歩引いた。 それを見た宇梶は特攻。前方にいた20人ほどを瞬殺すると、相手は一目散に逃げていったという。
対立していたグループのヘッドから休戦の談合を持ち掛けられ、数人を連れて約束の場所に赴いた。
サシでの話し合いということだったが、話し合いの最中に突然敵の構成員に日本刀で背中を斬りつけられて大量出血。すると物陰から続々と敵が現れ袋叩きに合い重症を負う。
怒り心頭の宇梶は、なんとか歩けるまでに回復すると、反撃に出るため集合をかけるが、元総長や他支部の幹部の懸命の説得により、相手にケジメと詫びを入れさせることで全面抗争は回避された。
漫画「疾風伝説 特攻の拓」の「鰐淵春樹」は宇梶剛士がモデルだと言われている。
「友達は不良ばっかりだったけど、オレはかっぱらいもしたことないし、クスリもしたことない。 女がそばに来たら意識し過ぎて顔をこわばらせていたくらい(笑)、今はあの頃の(うぶな)自分を抱きしめてやりたいよ(笑)」(本人談)
宇梶剛士 暴走族・関東連合との関係は
宇梶剛士さんと、「半グレ」というキーワードで話題になった暴走族・関東連合との関係はどうなんでしょうか。
暴走族・関東連合は、ブラックエンペラーのメンバーが中心に結成された暴走族の連合隊とのこと。
宇梶剛士さんは、国立・国分寺・小平・小金井など西東京(三多摩)を中心のブラックエンペラー三多摩地区総本部のヘッドから7代目総長へなった人物。
関東連合は、新宿・世田谷・杉並地区のなどの暴走族・ブラックエンペラーの東東京の連合体として結成されたとのこと。
関東連合が、組織として大きくなり、名前が知られるようになったのが1980年代後半。宇梶剛士さんがブラックエンペラーを引退した後のことなので、宇梶剛士さんと関東連合に特に関係ないとのこと。
今の穏やかそうな宇梶さんからは、暴走族の総長だった姿は想像できません。これからも宇梶剛士さん、ますます活躍してほしいですね。